Violin by Igino Sderci
1956 / Florence, Italy
お問い合わせMaker
Ignio Sderci
Italy
Instrument Details
1956
Florence, Italy
イギーノ・スデルチはイタリアのフィレンツェに生まれ、巨匠レアンドロ・ビジャッキの元で制作技術を学び、その生涯をバイオリン製作に捧げた作家である。幼少時より音楽と芸術に興味があり、シエナ市にて彫像を学び、木彫りの才能を開花させた。1917年にミラノに移り、ビジャッキの工房で働き始めた。14年ほど同工房で働き、技術に磨きを掛けた後、フィレンツェに移り自らの工房を開く。
スデルチはストラディバリやガルネリ・デル・ジェスのモデルを主に使用し、その作品は大変個性に溢れ丁寧な作業が特徴である。ストラディバリの没後200年記念の1937年のストラディバリ博覧会にて金賞を受賞したことからもわかるように、その製作技術の高さは万人の認めることであった。また、1949年にも各種賞を受賞した。極めて質の高い楽器用木材を使用し、琥珀色の美しいニスで知られる。
このバイオリンはスデルチには珍しく深い赤色の美しいニスが特徴であり、また保存状態はとても良い。見た目の美しさ共に、その音質はクリアで反応が良く、力強く、また音にしっかりとした核が感じられる。当楽器は、音が素晴らしいとともに見た目の美しさにもこだわりのある高い技術レベルのバイオリニストにお勧めしたい。
お問い合わせ
在庫楽器の試奏をご希望の方は、下記のフォームよりお気軽にお問い合わせください。すぐにossiaの担当者がご連絡いたします。