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Jean Baptiste Vuillaume

1859 / Paris

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ジャン・バティスト・ヴィヨームはフランスのバイオリン製作の中心地であるミルクールに1798年に生まれ、1818年にはパリに移りシャノーの工房に弟子入りした後、自らの工房を構える。当初はリュポの作風を踏襲していたものの、早くからストラディバリやガルネリ・デル・ジェスなどの古い楽器のレプリカ製作の技術を磨いた。当初より楽器の売買に興味を持ち、1855年には伝説的バイオリン収集家タリシオが所蔵していた144丁の楽器を購入し、その中には有名な1716年作の「メサイア」を含めストラディバリの最も著名な作品もいくつか含まれていた。この購入により、直接最高レベルの楽器を観察することで、自らの製作に生かすことが可能となった。

時間とともに、ヴィヨームの評判は広まり、高品質の楽器の製作家、有能な楽器商、収集家そして発明家として名声を博した。当初1827年にCroix des Petits Champs通りに工房を構えた後、1858年にDemours-Ternes通りに移り、現在演奏家やコレクターから非常に高く評価されている多くの優れた楽器を製作した。同工房では、ペカット兄弟、ぺルソア、シモン、ヴォアラン、モコテル、ジルベストレやデラージなど、19世紀を代表する楽器や弓の製作家が育った。

このバイオリンはメサイアのモデルをベースとしており、ヴィヨームが1859年に制作したもので、その品質と保存状態は特に際立っている。音質は非常に美しく、各弦ともバランスよく鳴る。高音域は透明度が高く、どこまでも甘美な音色で、耳障りな面が全く感じられない。低音域は深みがあり、音に確固とした核が感じられる。弾き心地が極めて優れた楽器で、要求レベルの非常に高い演奏家をも満足させることができるであろう。当楽器は長年 ロサンジェルス交響楽団の主任バイオリニストのメイン楽器として演奏されてきたものである。

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