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Hippolyte Camille Lamy

/ Paris, France

Hippolyte Camille Lamyの作品は、その父親の作品と似ており、区別することがしばしば困難な制作家。15歳で父親のもとで働き始め、約10年後、少しずつ弓先を大きくし、フロッグも少し変更するなど、ゆっくりと個人的なタッチを加え始めた。1919年に父親が亡くなった後はその工房を引き継いだ。その後も生涯父親の刻印を使い続けた。

この弓は、ラミーの弓の魅力をすべて体現していると感じる。父子ともに強い影響を与えたVoirinよりも強力なスティックだが、Sartoryよりも優雅で洗練されている。難点を見つけるのが難しい作品である。スティックは強さと柔軟性を程よく併せ持っており、滑らかで豊かで大きな音を引き出す。スピッカートも演奏しやすく、優等生的な性能を持つ。父親よりもその作品の値段はやや安価なので、リーズナブルな価格でラミーを演奏する絶好のチャンス。