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Emile Auguste Ouchard

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エミール・オーギュスト・ウシャール (1900-1969)はフランスの弓製作家であるエミール・フランソワ・ウシャールの息子であり弟子。数々の栄誉に輝き、1942年の国際パリ展のグランプリも受賞。1900年、ミルクール (ヴォージュ県)で生まれ、修行期間の後、ミルクールのカノン通りでその父と数年間共に仕事をする。後にパリと米国に居を置き、1950年代半ばにフランスに帰国。その弓はヴォワリン-ラミー派の弓の流れを汲み、スタッカートとカンタービレ・サウンドの両方をストレスなく生み出す完璧な対称性と、しなやかさとしっかり感の完璧なバランスの弓を作るマスター職人であり芸術家。共同作業者と後継者には バーナード・ウシャール (1925生)(息子)とジャン・クロード・ウシャール(1935生)(息子)がいる。


演奏ツールとしてサルトリーの弓と共通点が多く、どちらも演奏家が求める弓の重さやしっかり感に対応するよう制作されている。専門家によっては、E.A. ウシャールの弓はサルトリーよりも職人技という点でより高い水準にあると評価されている。

この銀・黒檀作りの弓は、この制作家による上質な八角弓。美しく強靱なスティックを備え、ビオラから非常にクリアで精密な音を引き出す。操作し易く、スティックのどの部分でも安定した弾き心地が得られる。

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